30代女性の私が、ある日突然襲われた激しい症状と、その原因が「好酸球性副鼻腔炎」という難病であったことをご紹介します。最終的に３回の手術を行いましたが、完治せず、日々辛い状況で過ごしています。
このブログでは、初期症状、診断、手術、再発といった私が歩んだ道のりを紹介させていただいます。この経験を共有することで、同じような症状に悩んでいる方の一助になれば幸いです。
好酸球性 副鼻腔炎 の３つの特徴・症状とは
まず、最初に好酸球性副鼻腔炎の特徴を３つに絞って簡単に紹介いたします。好酸球性副鼻腔炎とは、従来の慢性副鼻腔炎とは異なる特徴を持つ、難治性の病気です。主な特徴を3つに絞ってご紹介します。
- 鼻茸を伴うことが多い：好酸球性副鼻腔炎の患者さんでは、鼻の中にポリープと呼ばれるぶよぶよした肉芽腫が多数できていることが多く見られます。この鼻茸は、アレルギー反応の一種であり、鼻の通りを悪くしたり、嗅覚障害を引き起こしたりします。
- 粘稠な鼻汁が出る：健康な人の鼻水はサラサラしていますが、好酸球性副鼻腔炎の患者さんの鼻水は、粘り気が強くドロドロしています。この粘稠な鼻汁は、好酸球というアレルギー反応に関わる細胞が作り出す物質によって引き起こされます。
- 嗅覚障害：鼻茸や粘稠な鼻汁によって、においの感覚が鈍くなったり、全く感じなくなったりする嗅覚障害が起こることがあります。嗅覚障害は、生活の質を大きく低下させる原因の一つとなります。
好酸球性 副鼻腔炎 症状 診断 手術 再発 ８ステップで紹介
それでは、実際に私が経験した好酸球性副鼻腔炎の症状・診断・手術・再発までの流れを８つのステップに分けて紹介させていただきます。
- 好酸球性 副鼻腔炎 3つ初期症状・予兆
- 好酸球性副鼻腔炎 初期症状と町医者の受診
- 好酸球性副鼻腔炎 大学病院での保存治療
- 好酸球性副鼻腔炎 手術の決断と手術の流れ
- 好酸球性副鼻腔炎 入院と手術
- 好酸球性副鼻腔炎 術後の経過
- 好酸球性副鼻腔炎 再発
- 好酸球性副鼻腔炎 ２回目の手術の決断と手術の流れ
- 好酸球性副鼻腔炎 ２回目の再発
- 好酸球性副鼻腔炎 ３回目の手術の決断と手術の流れ
それでは詳しく紹介してきます。
好酸球性 副鼻腔炎 3つ初期症状・予兆
それは、ある日突然現れた、何とも言えない違和感が始まりでした。ある日、美味しい上に安いということで大好きな澤井珈琲のコーヒーの芳醇な香りが全くしないことに気づきました。最初は単なる鼻詰まりかと思っていたのですが、日に日に症状は悪化の一途を辿り、日常生活に支障が出てきたのです。
それだけじゃなく、下記の3つの初期症状・予兆を感じるようになりました。「もしかして私なにかおかしいんじゃないか…」。そう自問自答する日々です。これが好酸球性副鼻腔炎の始まりでした。
- 匂いがわからない
- 雨の日・気温の変化は頭痛がひどい
- 目が開けにくい
好酸球性副鼻腔炎 初期症状と町医者の受診
記事リストと見出し
- 【第1回】好酸球性副鼻腔炎との出会い：症状に気づいたあの日
- 最初の違和感：何かがおかしい
- 徐々に悪化する症状：日常生活への影響
- 病院受診を決意した瞬間
- 【第2回】診断までの道のり：不安と向き合う日々
- 初めての耳鼻科受診：医師の第一印象
- 様々な検査体験：内視鏡、CT、血液検査
- ついに下された診断：好酸球性副鼻腔炎との宣告
- 【第3回】保存的治療の日々：希望と不安の狭間で
- 薬物療法の開始：ステロイド剤との出会い
- 鼻洗浄の習慣化：面倒だけど大切な日課
- 症状の変化：良くなる日と悪化する日
- 【第4回】手術決断：恐怖と期待が入り混じる心境
- 手術を勧められた日：医師の説明と私の気持ち
- 手術前の準備：入院の手続きと心の準備
- 手術前日：高まる不安と決意
- 【第5回】手術当日：いよいよ手術室へ
- 朝を迎えて：緊張の頂点
- 麻酔導入：意識が遠のく瞬間
- 目覚めた瞬間：痛みと安堵感
- 【第6回】術後の回復期：希望の光が見えてきた
- 術直後の苦痛：鼻づまりとの闘い
- 徐々に感じる変化：呼吸が楽になる喜び
- 退院の日：新たな生活への期待
- 【第7回】再発との闘い：落胆から立ち直りへ
- 再発の兆候：また始まる不安
- 二度目の手術決断：経験を活かして
- 再手術後の変化：以前との違い
- 【第8回】今、伝えたいこと：同じ悩みを持つ人へ
- 生活の質の向上：手術前後の比較
- 継続的なケアの重要性：再発予防のために
- 希望のメッセージ：諦めないで
