親知らずの抜歯や顎骨嚢胞摘出手術のあと、想像以上につらかったことのひとつが「食事」でした。
手術前は、痛みや腫れのことばかり気にしていました。
でも実際に手術を受けてみると、
「口が開かない」
「噛むのがつらい」
「食べ物が傷口に入りそうで怖い」
「何なら食べられるのか分からない」
という状態になり、食事の大変さをかなり実感しました。
私の場合は、全身麻酔で親知らず3本の抜歯と顎骨嚢胞摘出手術を受けました。
術後しばらくは、本当に口が開かず、噛むこともつらかったです。
食べられるものを考えていくと、たどり着いた答えは「離乳食」でした。
小さい口で食べられて、噛まなくても飲み込めるもの。
そう、いつも作っていた離乳食のようなものです。
この記事では、親知らず抜歯と顎骨嚢胞摘出手術後に、実際に食べられたもの、食べにくかったもの、準備しておいてよかった食べ物を体験談としてまとめます。
※この記事は、あくまで私個人の体験談です。食べてよいもの・避けた方がよいものは、手術内容や病院の指示によって異なります。必ず担当医や病院の説明を優先してください。
親知らず3本抜歯後は、とにかく口が開きませんでした
術後の食事でまず困ったのは、とにかく口が開かないことです。
痛みと腫れで、口を大きく開けるのが本当につらい。
普段なら何も考えずに食べているものでも、術後は「これ、口に入るかな?」から始まります。
食べ物のやわらかさだけでなく、小さい口で食べられるかどうかがとても大事でした。
ピノすら食べられませんでした
術後、「アイスなら食べやすいかな」と思う方もいると思います。
私も冷たいものならいけるかなと思いました。
でも、ピノは食べられませんでした。
理由は、口が開かないからです。
ピノって普段なら一口で食べられるサイズですが、術後の私にはその一口が大きい。
「ピノが入らないってどういうこと?」と思いましたが、それくらい口が開きませんでした。
冷たくてやわらかそうに見えるものでも、口を開ける必要があるものは意外と難しいです。
噛まないといけないものは全部きつい
術後は、噛むこと自体がつらかったです。
親知らずを抜いた場所や、顎骨嚢胞摘出手術をした部分が気になって、噛むのが怖い。
少し噛むだけでも違和感があるし、痛みが出そうで慎重になります。
そのため、噛まないと食べられないものは基本的に全部きつかったです。
肉、パン、硬いもの、粒が残るもの、大きいもの。
普段なら好きなものでも、術後は「無理」となりました。
食べられるものは「離乳食」に近かったです
術後に食べられるものを考えていくと、条件はかなり限られます。
- 小さい口で食べられる
- 噛まなくても食べられる
- 飲み込みやすい
- 口の中に残りにくい
- 刺激が少ない
- 熱すぎない
- 硬くない
この条件を満たすものを考えると、もうほとんど離乳食です。
私は子どもに離乳食を作っていた時期があるので、「あれ、これっていつも作っていた離乳食やん」と思いました。
お粥は本当にありがたい
術後、一番ありがたかったのはお粥です。
やわらかくて、噛まなくても食べられて、少しずつ口に入れられます。
口が開かなくても、小さなスプーンで少しずつ食べられるのが助かりました。
温かいお粥を食べると、体にしみる感じがして、本当に美味しかったです。
普段なら「お粥かぁ」と思うかもしれませんが、術後はお粥がごちそうに感じました。
味噌汁が身に染みました
味噌汁も本当に身に染みました。
具材が大きいと食べにくいですが、汁物として飲めるだけでもかなりありがたいです。
温かくて、塩気もあって、体に入っていく感じがしました。
お粥と味噌汁の組み合わせは、術後の私にとって最強でした。
このときばかりは、本気で「日本人でよかった……」と思いました。
海外の方はこういうとき、何を食べているのでしょうか。
ハンバーガー……?
いや、絶対無理です。
手術当日は食べるどころではありませんでした
手術当日は、全身麻酔から目が覚めたあと、顔の痛みがかなり強かったです。
痛み止めの点滴を打ってもらいながら、なんとかしのいでいました。
正直、手術当日は「何を食べよう」という気持ちにはあまりなりませんでした。
痛みとぼんやり感で食欲が出ない
手術直後は、麻酔後のぼんやり感もあります。
体もだるいし、顔は痛いし、口の中には違和感があります。
この状態で食事を楽しむのは、かなり難しいです。
私の場合、手術当日はとにかく休むことが優先でした。
無理に食べようとせず、病院の指示に従いながら過ごしました。
まずは水分と休息が大事
術後すぐは、食事よりも水分や体調確認の方が大事だと感じました。
もちろん、飲食のタイミングや内容は病院の指示に従う必要があります。
手術後は自分の判断で急に食べたり飲んだりせず、看護師さんや先生の説明を確認した方が安心です。
術後1〜3日目はお粥と味噌汁が中心でした
術後1〜3日目は、痛みと腫れが強く、食べられるものがかなり限られました。
私の場合、本当にお粥と味噌汁に助けられました。
お粥は小さい口でも食べやすい
お粥は、術後の食事としてかなりありがたかったです。
口が少ししか開かなくても、小さなスプーンで少しずつ食べられます。
噛まなくても食べられるので、口の中への負担も少なく感じました。
術後の私は「お粥があってよかった」と何度も思いました。
味噌汁は具なし・やわらかい具材が食べやすい
味噌汁は、具材が大きいと食べづらいです。
ただ、具なしや、豆腐のようにやわらかい具材なら比較的食べやすかったです。
食欲があまりなくても、温かい汁物は口にしやすいです。
お粥と味噌汁だけの食事でも、術後の体にはかなりありがたく感じました。
術後に食べやすかったもの
私が実際に「これは食べやすかった」と感じたものをまとめます。
もちろん、食べてよいものは病院の指示によって変わるので、あくまで私の場合です。
お粥
一番助かったのはお粥です。
噛む力があまりいらず、口が開きにくい状態でも少しずつ食べられました。
白粥だけだと飽きるので、病院や自宅で食べられる範囲で味を変えられると、少し気持ちが楽になると思います。
味噌汁
味噌汁は、食欲がないときでも口にしやすかったです。
具が大きいと食べづらいので、具なしや、やわらかい具材のものが食べやすいと思いました。
温かい汁物は、体にも気持ちにも優しい感じがしました。
ヨーグルト
ヨーグルトはかなり楽しみでした。
冷たくて食べやすく、口の中への負担も少なく感じました。
術後は食べられるものが限られるので、「これなら食べられる」というものがあるだけで、少し気持ちが明るくなります。
私にとっては、ヨーグルトがそのひとつでした。
プリン
プリンも食べやすいです。
噛まずに食べられて、甘さもあるので、術後のちょっとした楽しみになりました。
コーヒーやスイーツが思うように食べられない中で、プリンのようなやわらかい甘いものはありがたかったです。
ゼリー
ゼリーも食べやすかったです。
ただし、大きいスプーンで食べるより、小さく崩して少しずつ食べる方が楽でした。
口が開かないので、ひと口サイズを小さくするのが大事です。
スープ
具材が少ないスープや、やわらかいスープも助かりました。
ただし、熱すぎるものは避けた方がよさそうだと思いました。
術後の口の中は敏感なので、少し冷ましてから飲む方が安心でした。
豆腐
豆腐もやわらかく、食べやすいもののひとつです。
冷奴のようにそのまま食べるより、湯豆腐や味噌汁に入っているような形の方が、個人的には食べやすく感じました。
茶碗蒸し
茶碗蒸しも食べやすそうな食べ物です。
やわらかくて、噛まなくても食べやすいので、術後の食事に向いていると思いました。
ただし、具材が大きい場合は食べにくいこともあるので、そこは注意が必要です。
食べにくかったもの・避けたもの
術後は、普段なら普通に食べているものでも、かなり食べにくく感じました。
ピノのような一口アイス
ピノは食べられませんでした。
アイスだからいけると思いきや、口が開かないので一口で入らない。
かといって噛むのもつらい。
術後の口には、意外とハードルが高かったです。
アイスを選ぶなら、スプーンで少しずつ食べられるカップタイプの方がよさそうです。
硬いもの
硬いものはかなり厳しいです。
噛むのが怖いし、口の中に負担がかかります。
せんべい、ナッツ、硬いパン、肉などは、しばらく食べる気になりませんでした。
噛まないといけないもの
噛まないといけないものは、基本的に全部つらかったです。
ごはんも普通の硬さだとつらいですし、パンも意外と噛む必要があります。
肉や野菜も、やわらかく煮込まれていないと厳しいです。
術後すぐは「噛めるかどうか」ではなく、「噛まなくても食べられるか」で考えた方がよかったです。
口の中に残りやすいもの
細かいものや、口の中に残りやすいものも不安でした。
傷口に入りそうで怖かったです。
ゴマ、ナッツ、細かい粒のあるものなどは、術後すぐは避けたいと思いました。
辛いもの・刺激が強いもの
辛いものや刺激が強いものも、術後は怖くて食べられませんでした。
口の中が敏感になっているので、しみそうなものは避けたい気持ちが強かったです。
熱すぎるもの
熱すぎるものも慎重になりました。
温かい味噌汁やスープはありがたいのですが、熱すぎると口の中に刺激が強そうで不安でした。
少し冷ましてから食べるようにしました。
大きく口を開けないと食べられないもの
ハンバーガーやサンドイッチのように、大きく口を開けないと食べられないものは無理でした。
そもそも口が開きません。
術後は「食べ物のやわらかさ」だけでなく、「口に入れやすいサイズかどうか」も大事だと感じました。
病院食でオレンジが出てきたときは驚きました
術後の病院食で、オレンジが出てきたことがありました。
そのときは正直、
「これ、どうやって食べるの!?」
と思いました。
口が開かない。
噛むのも怖い。
顔も痛い。
その状態でオレンジは、なかなか難易度が高かったです。
もちろん、病院食なので栄養面を考えて出してくださっているのだと思います。
でも、口の中の手術直後の身としては、ちょっと笑ってしまいました。
「今の私には強敵すぎる」と思いました。
コーヒーとスイーツが食べられないのが地味につらい
術後は、痛みや腫れもつらいのですが、好きなものを食べられないことも地味につらかったです。
私は普段、コーヒーやスイーツが好きです。
でも術後は、口の中の状態が気になって、なかなか楽しめませんでした。
食べたいのに食べられない
甘いものが食べたい。
コーヒーを飲みたい。
でも、口の中が怖い。
刺激にならないかな。
痛くならないかな。
傷口に影響しないかな。
そんなことを考えると、普段のようには食べられません。
食事の楽しみが減ると、気持ちも少し沈みます。
ヨーグルトやプリンが救いでした
そんな中で、ヨーグルトやプリンのような食べやすいものは救いでした。
「これなら食べられる」と思えるものがあるだけで、かなり違います。
術後の食事は、栄養だけでなく、気持ちの面でも大事だと感じました。
退院後のために準備しておいてよかった食べ物
手術前に、退院後の食べ物を準備しておいて本当によかったです。
術後は、痛みや腫れで買い物に行くのもしんどいです。
料理をする気力もあまりありません。
だからこそ、手術前に食べやすいものを用意しておくのがおすすめです。
準備してよかったものリスト
私が準備してよかったものは、以下のようなものです。
- お粥
- レトルトのお粥
- 味噌汁
- スープ
- ヨーグルト
- プリン
- ゼリー
- 豆腐
- 茶碗蒸し
- やわらかいうどん
- 経口補水液やスポーツドリンク
- 水
- 子どもや家族用の簡単な食事
特に、すぐ食べられるものや、温めるだけで済むものはかなり助かりました。
離乳食系の食べ物も候補になる
術後に食べやすいものを考えると、離乳食の考え方がかなり参考になります。
やわらかくて、噛まなくても食べられて、小さい口で食べられるもの。
大人用として考えると物足りないかもしれませんが、術後の口にはそのくらいがちょうどよかったです。
具材を細かくしたスープや、やわらかく煮たうどん、お粥などはかなり助かると思います。
自分用だけでなく家族用も必要
子どもがいる場合、自分の食事だけでなく家族の食事も考えておく必要があります。
術後に自分が食べられなくても、子どもは普通にお腹が空きます。
自分はお粥と味噌汁で精一杯なのに、家族のごはんまで一から作るのはかなり大変です。
冷凍食品、作り置き、レトルト、冷凍ごはんなどを準備しておくと安心です。
食事中に気をつけたこと
術後の食事では、普段よりかなり慎重になりました。
小さいスプーンで少しずつ食べる
とにかく口が開かないので、小さいスプーンがあると便利です。
一度にたくさん口に入れると大変です。
少しずつ、ゆっくり食べるようにしました。
噛まなくていいものを選ぶ
術後すぐは、できるだけ噛まなくていいものを選びました。
噛むと痛みが出そうで怖かったからです。
お粥、味噌汁、ヨーグルト、プリン、スープなどは、かなり助かりました。
一口サイズを小さくする
食べ物自体がやわらかくても、一口が大きいと食べられません。
ピノのように普段なら一口で食べるものでも、術後は口に入りませんでした。
一口サイズをかなり小さくすることが大事です。
食後の口の中が気になる
食後は、口の中に食べ物が残っていないかが気になります。
傷口に入っていないか不安になります。
うがいや歯みがきについては、病院からの指示に従う必要があります。
自己判断で強くうがいをしたりせず、不安な場合は病院に確認した方が安心です。
親知らず抜歯後の食事で思ったこと
今回の手術後、食事がここまで大変だとは思っていませんでした。
痛みや腫れは覚悟していました。
でも、食べることがこんなに制限されるとは、実際に経験してみないと分かりませんでした。
食べられるものがあるだけで安心する
術後は、食べられるものが限られます。
だからこそ、「これは食べられる」と思えるものがあるだけで安心します。
私の場合は、お粥、味噌汁、ヨーグルト、プリンにかなり救われました。
前日に好きなものを食べておいてよかった
全身麻酔の手術では、前日21時から飲食禁止になりました。
手術後はしばらく普通の食事ができなかったので、前日のうちに好きなものを食べておくのも大事だと思いました。
もちろん病院の指示に従うことが前提です。
でも、手術前最後の食事は、ちょっと大切にしてもいいと思います。
親知らず抜歯後に食べられたもの・食べにくかったものまとめ
親知らず3本の抜歯と顎骨嚢胞摘出手術後は、私の場合、食事がかなり大変でした。
特に術後数日は、とにかく口が開かず、噛むこともつらかったです。
食べられるものは、かなり離乳食に近いものでした。
食べやすかったものは、以下のようなものです。
- お粥
- 味噌汁
- ヨーグルト
- プリン
- ゼリー
- スープ
- 豆腐
- 茶碗蒸し
- やわらかいうどん
反対に、食べにくかったもの・避けたものは以下です。
- ピノのように一口で入れる必要があるもの
- 硬いもの
- 辛いもの
- 熱すぎるもの
- 口の中に残りやすいもの
- 粒が細かいもの
- 大きく口を開けないと食べられないもの
- 噛みごたえのある肉
- ハンバーガーやサンドイッチのようなもの
- 噛まないと食べられないもの全般
術後の食事は、思っている以上に生活に影響します。
これから手術を受ける方は、痛みや腫れの準備だけでなく、食べ物の準備もしておくとかなり安心です。
お粥と味噌汁、ヨーグルトやプリンなど、「これなら食べられそう」と思えるものを用意しておくのがおすすめです。
そして、食事に関して不安がある場合は、必ず病院に確認してください。