親知らずの抜歯や顎骨嚢胞摘出手術を受けることになったとき、痛みや腫れと同じくらい気になるのが「費用」ではないでしょうか。
私自身も、手術前はかなり気になっていました。
「全身麻酔の手術っていくらかかるの?」
「入院費は高いの?」
「高額療養費制度は使えるの?」
「医療保険は請求できるの?」
「個室にした方がいいの?」
こんなことを、手術前からいろいろ考えていました。
私の場合は、全身麻酔で親知らず3本の抜歯と顎骨嚢胞摘出手術を受け、7日間入院しました。
この記事では、実際にかかった医療費、食事代、入院セット代、高額療養費制度、医療保険から出た金額について、私の体験談としてまとめます。
※この記事は、あくまで私個人の体験談です。医療費や保険金、自己負担額は、加入している保険、所得区分、病院、入院日数、手術内容によって異なります。必ず病院・保険会社・公的機関の案内をご確認ください。
親知らず3本抜歯+顎骨嚢胞摘出手術で実際にかかった費用
今回、私が支払った医療費は、80,800円でした。
これは高額療養費制度を使った後の金額です。
全身麻酔で手術をして、7日間入院して、この金額だったので、正直「高額療養費制度ありがたい……」と思いました。
医療費は80,800円でした
私の場合、医療費として支払った金額は80,800円でした。
親知らず3本の抜歯だけではなく、顎骨嚢胞摘出手術もあり、全身麻酔での手術でした。
手術前は「一体いくらになるんだろう」と不安でしたが、高額療養費制度のおかげで、自己負担額は一定の範囲に収まりました。
もちろん、この金額は私の場合です。
年齢、所得区分、保険の種類、病院、手術内容、入院日数などによって変わります。
高額療養費制度を使いました
今回、私は高額療養費制度を使いました。
以前は、限度額適用認定証を事前に申請したり、後から払い戻しの手続きをしたりと、少し面倒なイメージがありました。
でも今回は、マイナンバー関連の手続きでかなりスムーズに進みました。
「え、こんなにさくっとできるの?」という感じでした。
もちろん、病院や保険証の種類、マイナ保険証の利用状況によって流れは違うと思います。
ただ、今回の私は、昔のような面倒な申請をあまり感じずに進められたので、その点はかなり助かりました。
入院費は大部屋を使ったので差額ベッド代は無料でした
私は7日間入院しました。
入院となると気になるのが、部屋代です。
今回、私は集団部屋、いわゆる大部屋を利用しました。
そのため、差額ベッド代はかかりませんでした。
大部屋は無料でした
大部屋を選んだことで、個室代はかかりませんでした。
入院費の中でも、個室を使うかどうかは金額に大きく関わる部分だと思います。
個室にすると、病院によっては1日あたり数千円から数万円かかることもあります。
7日間入院となると、個室代だけでもかなりの金額になる可能性があります。
私の場合は大部屋だったので、その分の負担はありませんでした。
個室の方がよかったのかは難しいところ
ただ、個室の方がよかったのかどうかは、正直難しいところです。
大部屋は無料なので、費用面ではかなり助かります。
一方で、入院中は痛みもあるし、顔も腫れているし、食事もつらいし、気持ちも落ち込みやすいです。
周りの音や人の気配が気になる人は、個室の方が休みやすいかもしれません。
私の隣のお部屋の方は、交通事故で急きょ運ばれてきたようで、とても大変そうでした。
病院にいると、自分の手術のことだけでなく、周りの状況も含めて気持ちが沈む瞬間があります。
静かに休みたい人や、気を遣わず過ごしたい人にとっては、個室の安心感はあると思います。
ただし、費用は上がります。
ここは本当に人によると思いました。
食事代は260円×14食でした
入院中の食事代もかかりました。
私の場合は、1食260円×14食でした。
合計すると、3,640円です。
病院食はありがたいけれど、口が開かない
病院食が出るのはありがたいです。
でも、今回の手術後はとにかく口が開きませんでした。
噛むのもつらいです。
親知らず3本の抜歯と顎骨嚢胞摘出手術の後は、普通の食事をするのがかなり大変でした。
お粥と味噌汁が本当に身に染みました。
「日本人でよかった……」と本気で思いました。
海外の方はこういう時、何を食べているのでしょうか。
ハンバーガー……?
いや、絶対無理です。
病院食でオレンジが出たときは驚きました
病院食でオレンジが出たときは、正直「これ、どうやって食べるの!?」と思いました。
口が開かない。
噛むのも怖い。
顔も痛い。
その状態でオレンジは、なかなか難易度が高かったです。
もちろん、栄養面を考えて出してくださっているのだと思います。
でも、口の中の手術直後の身としては、ちょっと笑ってしまいました。
入院セットは600円×7日間でした
今回、入院セットも利用しました。
私の場合は、1日600円×7日間でした。
合計すると、4,200円です。
入院セットは使ってよかったです
入院セットには、タオルや着替え、アメニティなどが含まれていました。
これがかなり便利でした。
入院前は、「タオルは何枚持って行けばいいんだろう」「着替えはどうしよう」「荷物が多くなりそう」と悩んでいました。
でも、入院セットを使うことで、持ち物がかなり減りました。
術後は顔が痛く、口も開かず、動くのもおっくうです。
そんな中で、タオルや着替えの心配をしなくていいのは、かなり助かりました。
600円×7日間なら私は満足でした
入院セットは、7日間で4,200円でした。
この金額で毎日のタオルや着替え、アメニティの負担が減るなら、私は使ってよかったと思っています。
もちろん、病院によって金額や内容は違います。
自分で全部持ち込めば費用は抑えられるかもしれません。
ただ、手術前後の負担を減らすという意味では、入院セットはかなりありがたい存在でした。
今回の支払い金額の内訳
今回の費用を、分かる範囲でまとめると以下のようになります。
- 医療費:80,800円
- 食事代:260円×14食=3,640円
- 入院セット:600円×7日間=4,200円
- 大部屋利用:差額ベッド代なし
合計すると、88,640円です。
ただし、これは私が把握している範囲の金額です。
病院によって請求内容や細かい項目は異なるため、実際の金額は必ず病院の明細を確認してください。
医療保険から出た金額
今回、医療保険にも加入していたので、保険金の請求をしました。
こういう時のために医療保険に入っていてよかった、と思いました。
手術給付金が10万円出ました
私の場合、手術代として10万円の給付金が出ました。
手術を受けること自体はもちろんつらいのですが、費用面でまとまった金額が戻ってくるのはありがたいです。
高額療養費制度があるとはいえ、入院や手術には医療費以外にも細かい出費が出ます。
入院セット代、食事代、家族の負担、子どもの対応など、見えないコストもあります。
そのため、手術給付金が出たのは素直に助かりました。
入院給付金が7万円出ました
入院については、1日につき1万円の給付金が出ました。
私は7日間入院したので、7万円です。
手術給付金10万円と入院給付金7万円を合わせると、合計で17万円出たことになります。
今回の実際の支払いが約88,640円だったことを考えると、短期的にはかなり助かりました。
医療保険に入っていてよかったけれど、得かどうかは難しい
今回、医療保険から合計17万円が出ました。
こういう時は「入っていてよかった」と思います。
実際、手術後のしんどい時期に、費用面の不安が少し軽くなるのはありがたいです。
ただ、冷静に考えると、医療保険って得なのかどうかは難しいです。
毎月6,500円、年間78,000円払っています
私の場合、医療保険は毎月6,500円ほど払っています。
年間にすると、78,000円です。
そして、かれこれ10年ほど払っています。
10年間で考えると、支払った保険料は780,000円です。
今回17万円が出たとはいえ、今まで支払ってきた保険料を考えると、金額だけで見れば大きく得をしているわけではありません。
むしろ、損か得かだけで言えば、損なのでは……と思ってしまう私もいます。
医療保険はいらないのでは?と思ってしまった
こうやって数字で見ると、
「医療保険って、もしかしていらないのでは?」
と思ってしまいました。
もちろん、これは私個人の感想です。
医療保険があることで安心できる人もいます。
貯金で備えるより、保険で備えたい人もいます。
家計状況や家族構成、健康状態、考え方によっても違います。
ただ、今回のように実際に給付金を受け取っても、これまで支払ってきた保険料を考えると、「保険で得をする」というより、「もしもの時の安心料だったのかな」と感じました。
とはいえ、手術直後はありがたかったです
それでも、手術直後の自分にとっては、医療保険はありがたかったです。
顔は腫れているし、痛みはあるし、口は開かないし、食事もつらい。
そんなときに、費用の心配まで大きくなると、気持ちがさらに沈んでしまいます。
保険金が出ると分かっていたことで、少し安心できたのは事実です。
だから、「医療保険は絶対に必要」とも「絶対に不要」とも言い切れません。
ただ、自分が毎月いくら払っていて、どんな時にいくら出るのかは、ちゃんと確認しておいた方がいいと思いました。
高額療養費制度と医療保険は別で考えた方がいい
今回感じたのは、高額療養費制度と医療保険は別物として考えた方がいいということです。
高額療養費制度は、公的な制度として医療費の自己負担を抑えてくれるものです。
一方、医療保険は自分で加入している民間の保険です。
高額療養費制度で医療費はかなり抑えられました
私の場合、医療費は80,800円でした。
全身麻酔で手術をして、7日間入院したことを考えると、高額療養費制度がなければもっと大きな負担になっていたと思います。
マイナンバー関連の手続きで、思ったよりスムーズに進められたのも助かりました。
医療保険は生活費や見えない負担の補助にもなる
医療保険から出た給付金は、病院への支払いだけでなく、入院中や退院後の生活の負担を補う意味でも助かります。
例えば、家族の食事、子どもの対応、交通費、入院中のWi-Fi、入院セット、退院後の食べ物など、細かい出費は意外とあります。
医療費だけ見れば高額療養費制度で抑えられていても、生活全体で見ると負担はあります。
そう考えると、医療保険は「医療費そのもの」だけでなく、「入院や手術によって発生する周辺の負担」を補うものとして考えると分かりやすいかもしれません。
個室にするか大部屋にするかはかなり悩ましい
今回、私は大部屋を利用したので、差額ベッド代はかかりませんでした。
費用を抑えるという意味では、大部屋でよかったです。
ただ、入院してみると、個室の良さも分かる気がしました。
大部屋のメリット
大部屋のメリットは、やはり費用がかからないことです。
私の場合、差額ベッド代が無料だったので、入院費を抑えることができました。
7日間入院となると、個室代があるかないかで総額はかなり変わります。
大部屋のデメリット
一方で、大部屋は周りの音や気配が気になります。
痛みで眠りたいとき、気持ちが沈んでいるとき、顔が腫れていて人に会いたくないときなどは、個室ならもう少し気楽だったかもしれません。
手術後は心も体も弱っています。
周囲の状況に影響を受けやすい人は、個室の方が休みやすいかもしれません。
費用を取るか、快適さを取るか
結局、個室にするか大部屋にするかは、費用と快適さのバランスだと思います。
私は大部屋で費用を抑えました。
でも、痛みが強い人や、周りの音が気になる人、ゆっくり休みたい人は、個室を検討してもいいと思います。
ただし、個室代は高額になることもあるので、事前に病院へ確認しておくのがおすすめです。
親知らず3本抜歯+顎骨嚢胞摘出手術の費用まとめ
今回、私が全身麻酔で親知らず3本の抜歯と顎骨嚢胞摘出手術を受け、7日間入院してかかった費用は、分かる範囲で以下の通りです。
- 医療費:80,800円
- 食事代:3,640円
- 入院セット代:4,200円
- 差額ベッド代:0円
- 合計:88,640円
そして、医療保険から出た金額は以下です。
- 手術給付金:100,000円
- 入院給付金:10,000円×7日=70,000円
- 合計:170,000円
今回だけを見ると、医療保険に入っていて助かったと感じました。
ただし、毎月6,500円、年間78,000円、10年で780,000円ほど払っていることを考えると、「得をした」とは言い切れません。
医療保険は、損得だけで考えると難しいです。
でも、手術や入院でしんどい時に、お金の不安が少し軽くなるのは大きいです。
今回の経験を通して、医療保険は「得をするためのもの」というより、「もしもの時に気持ちと生活を支えるためのもの」なのかなと感じました。
これから同じように親知らずの抜歯や顎骨嚢胞摘出手術を受ける方は、病院で費用の目安を確認しつつ、高額療養費制度や加入している医療保険の内容も事前に確認しておくと安心です。