皆さんは千葉市稲毛区にある稲毛浅間神社をご存知でしょうか?
大同3年(西暦808年)平城天皇の時代に、富士山本宮浅間大社(静岡県富士宮市)の御分霊を奉斎したのがはじまりとされる、悠久の歴史を持つ由緒正しき神社です。
稲毛浅間神社は安産・子育ての神様として広く知られており、ご利益を求め
連日多くの参拝者が訪れます。
併せて読みたい
▶︎稲毛浅間神社 安産祈願 お宮参り 七五三 4つのポイント / 千葉市稲毛区
今回はそんな稲毛浅間神社周辺にある公園&施設を3つご紹介したいと思います!
稲毛浅間神社周辺にある3つの公園&施設をご紹介!
- 千葉市 稲毛公園
- 稲岸公園
- おまけ(千葉市民ギャラリー・いなげ)
1. 千葉市 稲毛公園
まずは『千葉市 稲毛公園』をご紹介します。
こちらの公園は稲毛浅間神社の裏手に広がっており、松林の中を抜け神社へ行くこともできる公園となります。
かつての稲毛海岸は、現在の千葉街道(国道14号線)に海岸線があり、現在国道沿いに立つ稲毛浅間神社の鳥居はその昔、海の中に立っていました。
1888(明治21)年に稲毛海岸に千葉県初の海水浴場が開かれると、東京から多くの観光客が訪れるようになり、稲毛の街は大変な賑わいを見せていました。
当時、海水浴は病気を治す方法として考えられていたため、海岸には「稲毛海気療養所」も設立。
その後、別荘風旅館「海気館」となり多くの文人(鴎外や藤村)がこの地を訪れ、海岸線の松林を中心に、別荘・別邸が多く建てられたそうです。
今でも松林は稲毛公園として残されており、かつての海風によって根元の砂がさらわれた「根上りの松」を見ることができます。
【千葉市 稲毛公民館と遊具エリア】
稲毛公園の北側には千葉市 稲毛公民館もあり、地元の人たちの憩いの場にもなっています。
さらに公民館隣には小さいお子さんも十分楽しめる遊具のエリアもあります!
お子様と一緒に稲毛の歴史を感じながら松林を散策してみてはいかかでしょうか?
https://maps.app.goo.gl/YMsz7NjkwR9ejW196
2. 稲岸公園
続いて紹介するのは稲岸公園(通称 汽車ぽっぽ公園)です。この稲岸公園は、稲毛浅間神社から徒歩で7分の位置にあります。
こちらの公園には使われなくなったSLが置かれており、子供達から大人気の公園となっています。
そしてこの稲岸公園もまた、稲毛の歴史を感じさせてくれる公園となっています。
1912(明治45)年、稲毛海岸に日本で最初の民間専用の飛行場「稲毛飛行場」が開設され、
1917(大正6)年の高潮による被害で閉鎖されるまで、飛行場として活躍していました。
現在稲岸公園には「民間航空発祥之地記念碑」が設置されています。
現在稲岸公園には「民間航空発祥之地記念碑」が設置されています。
3. おまけ(千葉市民ギャラリー・いなげ)
次にご紹介するのは公園ではありませんが、稲毛公園の松林からも行くことが出来る施設をご紹介します。
それは『千葉市民ギャラリー・いなげ』。
こちらの千葉市民ギャラリー・いなげは、企画展やワークショップ、地域と連携したイベントなどを通し、世代やジャンルを越えて美術や文化に親しみ、交流できる場を提供している施設となります。
お子様向けのワークショップから大人向けの講座まで、様々な催しを企画されているのでぜひチェックしてみてください!
そして現在千葉市民ギャラリー・いなげとして使用されている建物も、稲毛の歴史が残る建造物の一つとなっています。
日本のワイン王といわれた明治の実業家・神谷傳兵衛の別荘として大正7年に建てられたものです。
当時、母屋のある木造雁行型の和館とゲストハウスの洋館が隣接していましたが、洋館のみが残り、一般公開されています。
全国的にも希少な初期の鉄筋コンクリート建築で、大正12年の関東大震災でも崩れることなく今に残りました。 神谷伝兵衛は、浅草の電気ブランの「神谷バー」や茨城県ワイン醸造場「牛久シャトー」の創始者として知られ、生涯を日本人のためのワインづくりに捧げた人物です。 稲毛が海辺の保養地だった頃の記憶を物語る建物としても価値があり、国登録有形文化財に指定されています。
さらに庭園の池には綺麗な錦鯉が泳いでおり、運がよければ餌やりをさせていただけることもあります^ ^
【開館時間】9:00~17:15(入館は17:00まで)*展覧会は初日・最終日の開館時間が異なる場合があります。
【休館日】 月曜日(祝日の場合は開館し、翌平日休館) 年末年始(12月29日~1月3日)
【入館料】 無料
さいごに…
いかがでしたでしょうか?
お子様と一緒に稲毛の歴史について語りながらお出かけするのも楽しいかと思います!
また上記でご紹介しきれなかった施設・公園もありますので、また別の機会にご紹介できればと思います。